CO2冷媒システム Naturale series | 柴田熔接工作所(福岡・東京)│製氷設備(フレークアイス製氷機・自動搬出貯氷庫)・低温装置・氷蓄熱空調設備・人工造雪機、降雪機の製造

CO2冷凍機“Naturale”について

CO2冷媒の特徴は、オゾン層破壊係数(ODP)がゼロなのは勿論、代替フロンと比べても地球温暖化係数(GWP)が1で環境にとてもやさしく、毒性、可燃性が無く、除害装置が不要で取り扱いが容易です。海外視察をしていた2012年10月、隔年で開催される欧州最大の冷熱展示会「CHILLVENTA 2012」で、CO2を冷媒とする冷凍装置を目にしました。外気温度が30℃を超える夏場は、冷媒を冷やしても凝縮しない超臨界運転となる冷凍システムです。その運転時の高圧圧力は10MPaにも達します。既に欧州ではその新技術を開発して環境問題に取り組んでいました。弊社は2012年10月からその技術開発をスタートしました。世界最大の圧縮機を生産するドイツのBitzer社、制御技術に特化した躍進的なイタリアCAREL社、既にCO2コンデンシングユニットを欧州各国にリリースするドイツのCOMPACT社の門を叩き、その開発が始まりました。それから約8年の歳月を経て、ようやくCO2冷媒を使用した“Naturale”を完成させ、エンドユーザー様に納入することが出来ました。

CO2冷凍機“Naturale”の特徴

◆特徴1◆ リプレースが容易に出来ます。

  • 開発コンセプトがR22のユニットからの入れ替えでした。軸となる圧縮機の能力はFガス スクリュー冷凍機の22kw・37kw・55kw相当の冷却能力となっています。
  • Fガスコンデンシングユニットと同等サイズのユニット筐体としています。Cold Rack F22A/W・F37A/Wは、わずか2,600L×1,200D×1,900Hです。

◆特徴2 幅広い選択肢があります。

  • 使用する温度帯に分けて、Cシリーズ・Fシリーズ・FZシリーズの3機種を準備しました。Cシリーズ : -20℃~0℃Fシリーズ : -48℃~-25℃FZシリーズ : -48℃~-25℃(フリーザー専用モデル)シリーズのラインナップは、下記一覧表をご参照ください。
  • 水冷式と空冷式の2種類が選択可能です。沿岸部などに工場を持つお客様は水冷式が良いと思います。また夏期の外気温が高いところのお客様にも水冷式をお勧めします。塩害を受けない地域や、街中など、そして夏場の気温があまり高くない地域のお客様には導入コストが安価な空冷機をお勧めします。容量制御を行う事で振動を軽減しております。

◆特徴3 負荷変動に対応しています。

  • レシプロ圧縮機をラック方式で分散しています。負荷変動に合わせ、装置内の圧縮機は個別で停止し容量制御を行います。夏場の最大負荷から冬期の最小負荷まで幅ひろく対応が可能です。

◆特徴4 急な故障でも機械は運転できます。

  • ラック方式を採用しているので、万が一圧縮機が1台故障しても運転し続けることは可能です。液圧縮による弁割れや、加熱運転によるモーター損傷などの故障が起きても、故障した圧縮機の吸入側と吐出側の阻止弁を閉めるだけで、運転継続は可能です。冷凍冷蔵庫内の商品を守り続けます。

◆特徴5 圧縮機を共有可能です。

  • CO2冷凍機“Naturale”シリーズで使用する圧縮機は3機種だけです。Cシリーズで1機種、F・FZシリーズで高段側1機種、低段側1機種となっています。食品工場などは予備機を持つことで、いつでも安心して生産を続けられます。オーバーホールなども予備の圧縮機と入れ替えることで、短時間で対応可能です。

◆特徴6 リモート監視が可能です。

  • PCやスマートフォンから日々の運転のレポートや警報発報をメールでお知らせする事が出来ます。

Naturale Cold Rack Cシリーズ(ET:-10℃)

型番冷凍能力kW型番冷凍能力Kw
C30A94.57C30W99.26
C45A137.36C45W144.17
C60A180.15C60W189.08

Naturale Cold Rack Fシリーズ (ET:-35℃)

型番冷凍能力kW型番冷凍能力Kw
F11A21.90F11W22.24
F22A40.43F22W41.08
F37A58.94F37W59.88
F55A77.38F55W78.76
F75A95.93F75W97.64
F100A114.26F100W116.30

Naturale Freezer Rack FZシリーズ (ET:-45℃)

型番冷凍能力kW型番冷凍能力Kw
FZ37AFZ37W42.50
FZ55A54.91FZ55W55.79
FZ75AFZ75W69.17

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