CO2冷媒の冷凍機ユニット
“Naturale®”を開発し、
現在も進化させています
柴田熔接工作所では、2012年よりCO2を冷媒とする冷凍装置の開発をスタート。約8年の歳月を経て、地球環境に負荷をかけない自然冷媒CO2(R744)を使用し、安全で省エネ性能にも優れた冷凍機ユニット“Naturale®”を開発しました。
その後も“Naturale®”に改良を重ね、新技術の「ファインデフロスト®」による業界初の高効率ホットガスデフロストを実現しています。

地球温暖化防止を目指して
時代は、自然冷媒へ転換中
地球温暖化防止が人類にとって非常に重要な世界的課題である昨今、CO2をはじめとする自然冷媒への転換が急務となっています。2020年には、モントリオール議定書にて先進国における特定フロンが全廃となりました。代替フロンも同議定書「キガリ改正」により、2036年までに生産量・消費量85%が削減(基準年比)される予定です。
CO2(R744)の特徴
- 環境に優しい: オゾン層破壊係数(ODP)がゼロ、地球温暖化係数(GWP)が1
- 安全: 無毒性・不燃性で除害装置が不要
- メンテナンス: 「フロン排出抑制法」の適用外のため毎年の漏洩点検報告義務なし
- 省エネ: 中間期から冬季は亜臨界運転となるため、年間を通した省電力を実現

柴田熔接工作所の2つの特徴
冷凍機ユニット“Naturale®”は環境先進国の欧州で学び、開発
世界最大規模の圧縮機メーカーBitzer社(ドイツ)、制御技術に特化した躍進的なCAREL社(イタリア)、CO2コンデンシングユニットを欧州各国にリリースするCOMPACT社(ドイツ)など、環境問題において先進的な欧州の企業から学び、CO2冷媒を使用した冷凍機ユニット“Naturale®”を開発しました。
- 幅広い選択肢(水冷式ガスクーラー/空冷式ガスクーラー)
- 安定した運転
- 一貫した品質管理
- コンパクトな外形
- 負荷変動への強さ
- 急な故障でも運転の継続が可能
- リモート監視
- 排熱利用
- 太陽光蓄電エネルギーの活用

さらなる新規開発を目指し、R&Dセンターを開設
24年4月に開設したR&Dセンターでは、CO2冷凍機の機材の保管や自社の新規開発を推進しています。ファインデフロストのテストもR&Dセンターにて実施中です。メンテナンス研修も受け入れており、実機を用いたデモンストレーションやサービス講習が可能です。
