ファインデフロスト | 柴田熔接工作所(福岡・東京)│製氷設備(フレークアイス製氷機・自動搬出貯氷庫)・低温装置・氷蓄熱空調設備・人工造雪機、降雪機の製造

業界初!省エネルギーを追求した⾼効率CO2ホットガスデフロスト
ファインデフロスト

CO2冷凍機ユニットにおける従来型のデフロストは、ヒーターや散水で行います。その際、電器エネルギー消費、水消費、冷凍冷蔵庫内の温度上昇など、様々な問題が発生しています。
また、冷凍サイクルによる通常のホットガスデフロスト方式を採用すると、CO2冷媒の特徴により圧力が高まり(10MPa程度)、機器の耐久性についての問題も出てきます。
これらを解消するため、柴田熔接工作所により開発されたのが“ファインデフロスト”です。

商標登録済み・特許出願中
FEATURE

ファインデフロストの特徴

低圧部回路のみの運転を実施(高圧対策ユニットクーラー不要)

  • ブースターユニットの特性を活かし、2段圧縮冷凍機における低段圧縮機冷凍サイクル内でホットガスデフロストサイクルを完結。これにより中間圧(5.5MPa以下)以下の数値となり、CO2⾼圧に対応するユニットクーラーが不要となります。

熱交換器との兼⽤が可能に

  • 低段圧縮機と高段圧縮機との間に設けられるデスーパヒーター(低段圧縮機吐出ガス熱交換器)は、ファインデフロスト熱回収蒸発器との切り替えや兼⽤が可能です。例えば、複数の蒸発器に対して流路を切り替え、指定した蒸発器にデフロストを行いながら、指定外の蒸発器は通常の冷凍サイクルを維持するといったことも可能です。
    このようにデフロストと冷凍サイクルを並行させて実行することで、デフロスト実行自体が冷却対象に与える影響を小さく抑えられます。

デフロストヒーター容量デマンドを削減し、運転コスト削減&エネルギー効率UP

デフロスト時、ファインデフロスト熱回収蒸発器が回収した熱を有効活用し、冷凍サイクル効率が高まるのもうれしい効果です。
ファインデフロスト熱回収エネルギーをガスクーラーに与えることで、通常冷却運転より高効率な冷却運転が可能となります。また、適切なファインデフロスト運転によって、デマンド制御、省エネルギー運転プログラムが可能となります。

デフロストエネルギー効率COP(DF)4以上

  • ファインデフロストは、デフロストエネルギー効率を示す値COP(DF)が4以上(消費電力1kWに対する冷却能力が4kW以上)と、極めて効率的です。

デフロスト省エネ率86%を達成

ヒーターデフロストからファインデフロストに変更した場合、年間デフロスト消費電力量は28,000kWhから3,800kWhへ、年間デフロスト電気料金に換算すると560,000円から76,000円となります。年間で削減できる電気料金額は484,000円で86%もの削減率となります。※試算条件は冷凍機ユニット冷凍能力45kw、ユニットクーラー冷却能力25kw×2台、平均霜付厚さ0.5mm電気料金単価20円/kWh、デフロスト漏洩熱量負荷冷却消費電力量含む。
  • ⾼効率デフロスト(冷媒配管内部からの熱伝導)&フロストエネルギー回収により、従来ヒーターデフロストと⽐較しての省エネ率86%を達成しています。
    ※効果条件:平均霜厚さ0.5mm想定時、ユニット1台に対し冷却器2台交互デフロスト

新技術開発でさらなる改良を

  • 柴田熔接工作所では、2024年開設のR&Dセンターにおいて、ファインデフロストの更なる研究と改良を進めております。

ファインデフロスト配管参考図(交互デフロスト時)

太陽光パネルで得られた熱がレシーバーで吸収され、冷媒に加熱されます。加熱された冷媒は、高段圧縮機、エコノマイザー、低段圧縮機を経て高温高圧の状態になります。ガスクーラーで冷却され液化し、レシーバーに貯蔵されます。膨張弁で低圧に膨張し、エバポレーターで蒸発しながら周囲の空気を冷却します。冷却水は、クーリングタワーで冷却され、エバポレーターで吸収した熱を大気中に放出します。ファインデフロストユニットは、定期的に冷媒回路内の水分を凍結させ、デスパーヒーターで溶解させることで、システムの性能を維持します。

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