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これからの日本を考える

2013.02.27 08:59

みなさん、おはようございます。

今朝は日本を取り巻く政治経済情勢について考えてみた。

2012年から2013年にわたり、大きな変化をしている。

先週出店した 「ジャパン・インターナショナルシーフードショー」は「アグリフード」と協同展示会であった。

これは日本の水産物や農産物を国内外にアピールする展示会である。

毎年夏は東京、冬は大阪で開催されている。

私もかれこれ9回目の出店である。

ここ数年の民主党政権下では展示会の華やかさも消えていたが、昨年末に自民党政権に変わった最初の展示会であった。

主催者や出店者の勢いが昨年とは全く違っている!

みな勢いや元気がある。

少子化や魚食文化の現象傾向は昨年と変わっていないのだが・・・

また安倍政権がすすめるTPPは、農林水産関係者の大半は大反対しているにも関わらず。

そして東日本大震災の復興もままならない現状。

全く不思議な状況である。

しかし、来場者や我々の顧客と話すると光明が見えてくる。

私が考えるこれからのキーワードは 「円安」、「TPP」、「消費税増税」である。

力ある水産業者や農業者がいるのも確か。

彼らは全て自民党安倍内閣が勧めている 「アベノミクス」 に乗っているのだ。

彼らは決して 「媚びてない」 のである。

TPPを反対している人々は補助金を保証の一貫として望んでいることに対し、TPPを反対していない人々は補助金を投資の一貫として考えている。

そこには政府が推し進める 「6次化産業」 に乗じ、自ら持つ商品のブランド化 → 製品の安定供給の構築 → 高鮮度管理 → HACCP → オートメーション化 → 国内外への出荷を狙っている。

生産者によって手法は異なるが、確かに力をつけている人々も多くいるのだ。

しかし、状況は万事安泰ではない。

ロシア、中国、韓国を囲む領土問題を含んだ国際外相。

昨日のユーロ安は、イタリアで行われた総選挙が原因である。

ベルルスコーニ前首相と対立するベルサーニ民主党書記長の対立に、現れた第三極の五つ星運動のグリッロ氏の奮闘で巻き起こった現象である。

それにより一昨日までの円安が一晩にして3円50銭ほどの円高に振れたのだ。

国内的に見ても、電力料金の値上げや引き続く震度5強の地震、1票差の補正予算の通過など安定されていない。

まだまだ混迷する日本であるが、冷静に周囲を見て行かなければならないだろう。

ともあれ、私は福岡の企業なので「福岡のため」、最近力を入れる「日本の水産業」のため頑張りたいと思う!

 


日本のエコ事情に少し疑問 ?!

2013.02.04 09:44

みさなん、おはようございます。

検査の日経新聞の1面に 「電気自動車に目標価格」 という事が記載されていました。

具体的にどのような内容かというと、以下の通りです。

 

-新聞記載抜粋-

現在リーフ等の電気自動車に国が補助を出しています。

2013年度は予算案に300億円を計上した。

エコカー補助は1015年度で終了する予定で、13~15年度の補助の仕組みを大幅に見直す。

補助が無くなる16年度までに同格のガソリン車までに価格を下げさせる。

 

以上が、あらましの要点であった。 

新聞記事だけを読むと、 「国は環境に関して考えているなぁ~」 と思うところだが、私はそう感じなかった。

『電気自動車って本当にエコロジーなの?』

電気を発電するために、多くの 「化石燃料」 を燃焼させなければならない。

『10年後廃車となった車のバッテリーはどうやって処分するのか?』

根本的にエコロジーにはなっていないと私は思うのである。

ここには国と経済産業省の思惑が見え隠れする。

電気自動車を復旧させると ⇒ 自動車メーカーの生産量が上がる ⇒ リチュウムイオンバッテリー等を製造する電機メーカーの生産量が上がる ⇒ 充電拠点などのインフラ整備でゼネコン等の企業の仕事が増える ⇒ 電力会社の稼働が増える。

上記に付帯して中小企業の製造会社や工事業者の仕事が増える?! と言う構図が見え隠れする。

いかにも 「ALL HAPPY」 である。

しかし、これが本当にエコロジーなのであろうか?

火力発電所の稼働率が上がり、自動車メーカーや電機メーカーなどの工場生産が上がり大量の電気や燃料を消費し地球温暖化ガスの増産体制である。

私は10年前にフランスのナントという田舎町に行った時のことである。

市内は大規模工事がなされておりどのような事をしていたかというと、市の中心部に車で行きにくいように道を細くしたり、一方通行を増やしたり、ニュートラムの施線を行っていた。

現地の友人に聞くと、『ナント市は極力通勤に自動車を使いにくくするために工事をしているんだ。』とのことであった。

市民は出来る限りニュートラムを使用するように切り替えていくのである。

またフリーウェイを走っていると3車線あるなか、混雑した車線とそうでない車線があることに気付く。

車を良く見ると、混雑した車線は車に乗る人間は運転者だけ。空いている車線は数名が乗っているではないか!!

そう!車を使用して郊外から通勤する人たちは出来る限り乗り相いで来るよう、車線を限定規制していたのである。

① 基本的に車を使用しない

② 排気量のダウンサイジング

③ ディーゼルや直噴等の高効率エンジンの開発

に取り組んでいるのである。

日本はこれだけハイブリッドが蔓延したが、はたしてそのバッテリーの廃材処分はどう考えているのか?

バッテリーがダメになると、車の使用者は30万~150万のバッテリーを購入しなければならない。

オットーとランゲンが1868年に現在の4サイクルエンジンの始まりにあたる 「オットーサイクル」 の内燃機関を発明し、1886年にダイムラーが自動車で初めて使用したのが車の始まりである。

あくまでも私個人の所見であるが、車とは機械製品として1世紀以上にわたり試行錯誤されてここまで来たのである。

まだまだ内燃機関としてはガソリンなどの発熱効率を50%も使いきれていない発展途上である。

もう少しロマンをもって高効率エンジンの開発に取り組むべきではなかろうか?

国はそこに補助を入れてほしいものである。

本当のエコロジーはヨーロッパに習い、車をあまり使わないようにしていく取組みをすべきである。

自転車などで通勤することも良い事である。

会社も、自動車で通勤する人に交通費を支払うのではなく、公共機関の乗り物に乗る方以外に 「自転車通勤手当」 等も面白いかもしれない・・・

昨日TVで中国事情を報道していた。

しかしこれも明日は我が身かもしれない。

もっと地球のために 「エコロジー」 を考えてみることにしよう!

 


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