先週からドイツとフランスに来ている。
目的は現在問扱いしている輸入機器のトレーニングである。
メーカーが用意してくれたプログラムに沿って勉強していくのである。
まず最初に訪れたのはドイツのSindelfingenにある 「Bitzer社」 である。
今回は快晴に恵まれて絶好の時期だあった。
BITZER社は本社をSindelfingenに置き、世界各地に工場を持っている。
我々が訪れたのは本社から数十キロ離れたスクリューコンプレッサー工場だ。
ここで2日間のプログラムを行った。
次に訪れたのは、そこから160kmほど離れたKehlという町だ。
ここには製氷機メーカーである 「MAJA社」 がある。
MAJA社製氷機は弊社が得意とする 「フレークアイス製氷機」 を製造しているが、食肉加工機械も製造しているのである。
すでにフランスのジェネグラス社も取り扱っているので、世界1位2位の会社を取り扱うことになる。
本社工場は閑静な住宅街にあった。
なんとなく昔のジェネグラス社がフリゴフランス社だったころを思い出す。
そんなに大きくない敷地であるが効率良く考えた製造ラインと事務所であった。
とりわけ食品機械がメインなだけに、製造保管もよく考えていたのが印象的である。
前社長(今は顧問兼マネージャー)と会ってきたが、とても気さくな人柄の人であった。
いよいよ最後はフランスの 「GENEGLACE社」だ。
昨年から2社統合されてGEA Geneglace s.a.s.からGEA Refirigeration France s.a.s.となった。
そのままブランドネームのGeneglaceは部門名として残されて、我々もGeneglaceを使っている。
ここは15年も付き合ってきた会社であり、社内の隅々まで知っている、気の知れた会社である。
今年10月に開催される展示会(chillventa)に向けて、新製品の開発中であった。
その広大な敷地には工場や事務所のほかに、広々とした空き地がある。
将来の発展が楽しみな会社である。
こうして海外の会社と交流してみて思うことが、社員みな自由さの中に確固たる戦略を持っている。
そしてそれを上司や代表者ともいつでもつながっていて、日本のような縦割りな関係だけでなく縦横無尽といったところだ。
管理職以上は年俸制であるし、個々に責任感がより一層強いのであろう。
またいい勉強となった出張である。