みなさん、こんにちは。
今日で東日本大震災から丸2年となった。
2年前の午後3時に日本中どころか、世界を震撼させた災害である。
それから2年の月日が経ち、いまだ復興へはたどり着いていない。
私のお客様は水産関係者が多いので、比較的沿岸部に近いところに住み、そして被害に見舞われた方が多くいます。
私自身も毎月もしくは隔月で東北地方を訪問しており、その復興を目の当たりに見て来ました。
最初の1年はインフラが整わなかったこともあり、復興はなかなか進んでいなかった。
平成24年に入り急速に復興が進み始め、私がよく訪問する石巻港も同様に古い建物は取り壊され、更地にして見る見るうちに新しい新築の建物が建ち始めたのである。
その様は復興前と変わらないどころか、いたるところ立派な建物ばかりが目立つようになってきた。
しかし、石巻港の水揚げは平成24年度実績で54,194である。
震災前は150,000トンから180,000トンの水揚げがなので、震災前と比較するといまだに1/3なのである。
当然、この2年間で不足した水揚げの大半は八戸や銚子に代わっていったのである。
これは何を意味するのか!?
ハコものを造ったからといって、決して「復興」につながらないのである。
真の復興とは、市民の人々が以前の生活を取り戻すことである。
今は無茶な補助金をバラマキ、補助金を受ける被災者と工事を受注し施工する工事業者。
私なりに考える 「復興」 とは程遠く、時には復興倒産する 「復興被災者予備軍」 がひそめいているであろうと思う。
急いだ復興は無理してどこかにしわ寄せが来るのではないだろうか?
時間を要すだろうが、確実に 「安全安心」 を取り戻し、 「人、物、金」 が集まり、 「豊かな生活」が出来る流れを持つように、同じ日本国民として手助けをしていきたいと思う。
それが本当の意味の援助なのではないだろうか・・・
私が知る現地の方々はTVで報道で見るように、しょげていないし明るさを持って頑張っています。
みんなで、三陸の水産物を食べましょう!