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海外の冷媒事情

2010.10.28 12:54

私は今回の海外出張で大いに勉強になた事が有る。

それは、「海外の冷媒事情」 である。

EU諸国では、温室効果ガスに対しての認識が非常に強いのだ。

日本ではどうだろう?

工業会は冷媒回収などの推進を図っているが、設備会社レベルでみるとどうだろう?

大半の会社は関心はあるが、具体的なことはあまり知らないのが現実である。

大抵は「オゾン層破壊係数が大きな冷媒は使用できない」程度であるだろう。

ここで世界全体での現状をおさらいする。

1990年の京都議定書が原点である。

地球温暖化防止のための国際会議だ。

2008年~2012年までに、1990年比で日本は6%、USAは7%、EUは8%の温暖化ガスの削減を目指す事を協定された。

最終年度である2012年である再来年、までに温室効果ガスであるHFC冷媒は規制の対象となる。

HFC冷媒とは、現在主流で使われている R134a、R404A、R407C、R410Aなどである。

どれもオゾン破壊係数(ODP)は小さいが、温暖化係数(GWP)が1,000以上と数値が高い冷媒である。

昨年末コペンハーゲンで開催された「国連気候会議」は記憶に新しいと思う。

これは京都議定書に続く、今後の国際協議の大枠を取り決める会議である。

これではCO2の排出を2020年度までに平均30%まで削減しようという提案がなされた。

それに難色を示すのは、アメリカ、中国、インドである。

既にU諸国はそのCO2排出削減に向けて、私共と同じ業界では2002年度から自然冷媒であるCO2を使用した設備の研究に乗り出している。

とても迅速な対応である。

日本で現在主流で使用されるR404Aは既に規制の対象となり、EUレギュレーションでは重い課税負担を強いられている。

メーカーや設備業者も関心が高く、新技術開発に取り組んでいる。

それと比較すると日本の業界はそこまで取り組んでいるのだろうか?

考えても 「???」 がつくばかりである。

自動車業界でも同じく、日本と海外とでは異なるのだ。

日本はCO2削減に向けて、「ハイブリット」 や 「電気自動車」 等の取り組みは行っているが、相変わらず主流は 「ガソリン車」 なのだ。

EUはどうだろう?

国民の大半は 「ディーゼル車」 で 「マニュアル」 が主流なのだ。

最近ではハイブリットや電気自動車にも取り組んでいる。

燃料の安さも拍車をかけているが、ディーゼル車はガソリンと比較してクリーンである。

話は脱線したが、これから先の冷媒について話そう。

私が考える将来的な所見ではおそらく数年後先はR410AのどのHFC冷媒を主流に使っているだろう。

また、代替えフロンが開発されればそれを使っていることだろう。

しかし世界的にはR744(CO2)やR717(NH3)に切り替わっていることだろう。

私は今回の海外出張で、自社での取り組みとして海外での常識に後れを取らないようにいち早くCO2やNH3に取り組まなければならないと思った。

地球温暖化について深く考えさせられた出張であった。


ヨーロッパ(後篇)

2010.10.24 09:47

後半の出張はブログのアップロードをサボって申し訳ございませんでした。

今回は一気にまとめてアップロードしまーす。

20日からはドイツからイタリアへ移動した。

移動だけだったので、時間の合間に 「ポルシェミュージアム」 と 「ベンツミュージアム」 を訪問した。

先ずはポルシェミュージアムである。

いやいや、宇宙船のような建物の中はおもちゃ箱の世界である。

「356アメリカロードスター」のコックピット。

ジェームスディーンが乗っていた車だ。

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73カレラRSのダックテール

『ムゥ~ン、カッコイー』

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「カレラGT」

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カットエンジン

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次にベンツミュージアムだ。

あこがれの「SLロードスター」

石原裕次郎も乗っていたクルマだ。

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現代から過去にかけてのレーシングカーの数々♪

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F1全盛期時代のレーシングエンジン、1000PSもの馬力を発生する。

馬1000頭である。

 

翌日21日は、早朝からCarel社の工場での見学とミーティングである

工場は、イタリア ベニスから50㎞ほど西へ向かったPadovaという町である。

朝9時から夕方7時までの間、みっちりとミーティングを行った。

昼食も会議室での軽めのランチをCarelのスタッフと一緒に取りながらのミーティングである。

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工場の中は写真が撮れないので、会議室の写真で申し訳ございません・・・

しかし、彼らはイタリア人らしくないイタリア人である。

自社製品についての取り組みは「ドイツ人?」と思わせるほどである。

その徹底した開発と製造管理には恐れ入った。

しかし、仕事を終えて食事になると突然 「イタリア人」 に変身する。

友人のルチアーノは 「ジローラモ」 そっくりのナイスガイだ!

「チャオ♪ katsu」 「チャオチャオ」 とても陽気だ。

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充実して楽しい出張だった。

しかし2週間は長かった~


Bitzer Sindelfingen Factory

2010.10.20 07:57

今日はBitzerのシンデルフィンゲン工場を訪問した。

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ここはシンデルフィンゲン市内から車で30分ところにあるシンデルフィンゲン工場を訪問した。

ここで生産される冷凍機は 『スクリュー冷凍機』 である。

しかし、EU諸国の人は5年~10年先の事をよく考えている。

日本人のような 「楽感的」 な考え方とはとても異なっている。

無事 Bitzer工場での打合せを終えた我々は、本社へ行くことにした。

本社はシンデルフィンゲン市内に位置する。

向かう途中、アウトバーンを走り、メルセデス工場に立ち寄った。

ここには、大きなレセプションがありグッツや車を見ることが出来る。

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15分ほど立ち寄った後、Bitzer本社へ行った。

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事務所は 「モダンアート」 な絵画で埋め尽くされている。

本社事務所の横には 「Bitzer ミュージアム」 があり、木曜~日曜までの営業のため見学することが出来なかった。

さすが Bitzer だ・・・

全ての仕事を終えた我々は、少し時間があったので、タクシーで 「PORSCHE MUSEUM」 に向かった♪

到着すると目の前にはポルシェ シュツツガルト工場である。

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そしてその横は ポルシェディラーだ。

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さすがに本場である。

『大きい~なっ』

向かいに、目的地である 「PORSCHE MUSEUM」 だ♪♪

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いやいや、車好き (訂正) 「スーパーカー好き」 にはワクワクするミュージアムある。

ここでポルシェの歴史に触れることが出来た。

1時間ほど見学し、我々は DB BURN でシュツットガルト市内へ向かった。

ここは比較的新しい町のようだ。

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駅舎も日本と違って昔ながらの 「味がある」 お洒落である。

建物は全て新しいものばかりだ。

30分ほど市内を見て回ると、電車でホテルがあるシンデルフィンゲンに戻った。

そして我々は昨晩と同じレストランへ行ったのであった。

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そこで 最後のドイツの晩を楽しんだ。

『プロスト!』 乾杯♪


Bitzer Leipzig Factory

2010.10.19 02:59

昨日はBitzer社 ライプチヒ工場を訪問した。

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Leipzig空港に面した所にそれはある。

とても素晴らしい工場であった。

先ず第一に環境がとても良い。

社員のためのCafeのよのような食堂で会ったり、芝生に囲まれた屋外の休憩場などは日本にないと思う。

そして整然と管理された工場内。

そこで作られる冷凍機は徹底した研究と設計により合理的な部品が製作され、製造管理技術が素晴らしい。

細やかで繊細な事の積み重ねで機械は製造される。

やはり 『ヨーロッパ品質』 である。

外部から調達される部品の管理も怠らない。

安心して日本で販売や使用できそうだ!

研究部門のR&DセンターではCO2冷凍機のテスト研究が繰り返されていた。

低圧側が8Mpa 高圧側が13Mpa と超高圧である。

いわゆる 「ガスクーラー」 でのテストだ。

やはりヨーロッパの低温技術は進んでいる。

工場見学を終え、我々は I社の社長と別れ、いざStuttgartへ。

ライプチヒ空港からミュンヘン空港を経由して、あこがれのSuttgartへ到着した。

『なぜ?あこがれって・・・』

ここでは、ポルシェやメルセデスが製造されている町だからだ♪

我々はタクシーに乗りホテルがあるシンディルフィンゲンという町に着いた。

ホテルでチェックインし、Bitzerのライフ氏が待つレストランへ向かった。

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小さな町にある、小さなレストラン。

中は月曜日だというのに多くのお客さんで一杯だ。

とてもご機嫌な料理とビールを出してくれる。

我々はライフさんとBitzer Koreaの友人達と楽しいひと時をとった。


Leipzig 市内観光

2010.10.18 07:36

ライプチヒでの二日目。

朝6時に起きると、外の雨は止んでいたが曇り空。

朝食をとって休んでいると、青空が見えて来た♪

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今日はお客様のT社の方を連れて市内観光をする。

I社の方もご一緒である。

先ずはホテル前で市内観光用のバスに乗ることにした。

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二階建てのバスである。

我々は二回の最前列に座ることが出来た♪

市内の名所巡りである。

市内は銀杏のような広葉樹が色つき始めている。

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少し寒いが秋の訪れである。

バス観光の最後は 「Volkerschlachtdenkmal」 に行った。

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平原に建てられた大きな記念碑である。

これは1813年にナポレオン軍を倒した記念に建てられた監視塔である。

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頂上までは徒歩で狭い階段を上らなくてはならないが、これがとてもきつい!

しかし、上がった後のそう快感はサイコーである♪

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高い建物がないライプチヒ市内を360度パノラマビューで一望することが出来るのだ。

その後、我々はバスに乗り一路市内へ戻った。

我々はバス観光終了後、いったん市内にも戻る事にした。

そして、我々は 「トーマス教会」 に向かった。

ここは 「バッハ」 所縁の教会である。

フランスやイタリアでもない様式の教会だ。

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パイプオルガンが力強く、時に優しく鳴り響く・・・

バッハが埋葬された教会だ。

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その後、我々は 森鴎外 がライプチヒ留学中、食事をしたとされる伝統あるレストランへ行った。

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久々に楽しいゆっくりと時が流れる休日を過ごすことが出来た。


Leipzing comes in

2010.10.17 04:21

Saturday was only a movement yesterday.
Because it was late flight, I was staying at the hotel of Nurenberg in the morning.
I collected a document with searching the memory of three days.
Depressing rain has been falling outside from the morning.
I checked out and went to the Nurenberg airport by taxi.
I fly to the Frankfrut airport from the Nurenberg airport, and I am two people of the T company which is a client from Japan and waiting.
I did pick-up two people in the rankfrut airport, and flew to the Leipzig airport.
It is rainy in Leipzing at 6 p.m.
We checked in to the hotel, and went out to the city.

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Because it was raining, we found a suitable restaurant, and visited it.
We were surprised that we saw a menu. It is German completely! We asked a waitress “Is there an English menu?”
“I don’t have it…”
We were inevitable, and ordered it for it suitably.
We were surprised that cooking came…
It is German size.

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We didn’t finish eating all though we did our best with three people and ate.
An order from today can seem to be little♪


展示会最終日

2010.10.16 04:09

昨日は展示会最終日

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日本の展示会は最終日が比較的多いいが、ヨーロッパは違うようである。

二日目がやたらと人が多く、最終日の午後ともなれば人は閑散的に少なくなっていく。

CHILLVENTAへこれなかった方に、二つのブースを紹介しましょう。

先ずは 「GEAブース」 です。

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GEAグループは総勢25,000人200社を5つのセグメント分けているグループ企業であり、今回展示しているのはGEA Refrigeration セグメントとGEA Heat Exchengerセグメント共同のブースである。

のの中の1社である 「GEA Geneglace」である。

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次に、「GEA Grasso」 冷凍機を製造している会社だ。

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「GEA Kuba」はコマーシャルレンジの蒸発器を製造する。

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「GEA Heat Exchenger」はインダストリアルモデルの蒸発器を製造する。

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「GEA PHE」はプレート熱交換器である。

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「GEA AWP」はバルブ

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まだまだ書ききれないほどの製品が展示されているのだ。

 

次にイタリアの 「Carel社」 である。

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今回の展示会で 電子膨張弁の 「E2Vシリーズ」 に新機種を投入した。

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写真で見るように、バルブ本体が分解可能になりサイトグラスも付いたのだ。

またその他、 コントローラーデバイスの「Pco3」が「Pco5」へ進化したり、新しい冷凍機用インバーターやタッチパネルをシリーズ化した。

2010.10.15 11

いやいや、やはりヨーロッパの冷凍技術の進歩は素晴らしい。

3日間で見て回るには足りない日程である。

皆さんも機会あれば再来年の 「CHILLVENTA」 へ行かれて見てはいかがですか?


展示会二日目

2010.10.15 04:09

昨日はお客様とのお打ち合わせが二件

I社様とN社様だ。

Carel社の電子膨張弁のご紹介である。

それにアフリカの案件でIsocab社と打合せをした。

後はBitzer社とのプロジェクトミーティングとGEA Geneglace社とそのディストリビューター10社とのミーティングで終了したのが深夜0時である。

しかし、昨日は疲れた・・・

2010.10.14 1

写真はGEA Geneglace社のブースである。

しかし大きなブースだ。小間割で見ると今回の展示会で最も大きなブースである。

6時になると展示会場は各社のパーティーが始まる。

GEA グループも生バンドでの知っしょくパーティーである。

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日本の展示会とは全く違うやり方とスケールである。

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おとなりの BOCK社は歌手を呼んでのパーティーである。

私は知らない人だが、現地の人はよく知っているらしい。。。

しかしこの様子が、展示会終了後の午後7時の写真である。

やはり日本とは全く違うなぁ~


CHILLVENTA 2010

2010.10.14 03:36

昨日から開催された 「CHILLVENTA 2010」

世界最大の冷熱展示会祭典である。

2010.10.13 001

いつもながらその規模の大きさに驚かされる。

先ずは、「GEA Geneglace」のスタッフと一緒に、GEAブースへ行った。

ブースではGeneglace社のVidal社長や、GEAグーループのBlaum社長、Daviaud副社長と話をすることが出来た。

Daviaud副社長とは、Geneglaceの社長時代からのお付き合いをさせていただいている。

その後に会場を回ってみた。

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どのブースも活気に満ちている。

久しぶりに会う方や、ついこの間会ったあった方も含めると、50名以上の方とあって話をすることが出来た。

夜は、「BItzer社」主催のパーティーである。

立食のカクテルパーティーと副社長の挨拶で始まった。

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来場者は総勢450名である。

毎度Bitzer社には驚かされる。

会場では食事やイベントも行われ、楽しいひと時を持つことが出来た。

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ありがとう!Bitzer社


ヨーロッパ出張

2010.10.12 06:57

今日からヨーロッパ出張である。

今回は11泊13日と長丁場だ。

年々海外出張に行くのに疲れて来た・・・

行っている間はかなりの緊張とストレスに見舞われるからだ。

「まぁー仕事だから仕方ない」と思いつつ空港まで来たが、搭乗手続きを終えたころから

「脳裏は海外ワーキングモード」

社員や会社のため精一杯頑張らなくては!

今回は3日間の冷熱展示会と2つの工場訪問である。

展示会期間中は、「GEA Geneglace」 「Carel」 「Bitzer」 などのブースでプロジェクトミーティングや 「新技術の発掘」

果てまた「海外動向を肌で感じ」 「コンペチター技術の確認」 等々やらなくてはならない。

また最も重要な事は、「海外の友人達との再会と情報交換」である。

また今回はお客様である「東洋製作所」の技術者をBitzerのドイツライプチヒ工場とシュツットガルト工場へ案内し、Carelのイタリアパドバ工場へ案内することである。

どちらにしても行くからには満足出来る仕事をして来たいものだ。

さぁー 頑張ってって行ってきまーす!


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