本日の為替は 1ドル 「85.5円」 1ユーロ 「112.5円」 前後 である。
ここ数日テレビでは為替変動のニュースが多く流れているのでみなさんも聞きなれた言葉ではないだろうか・・・
政府財務省の単独介入による円売りで、若干の円安感が現れた。
さて、私の仕事の一部は海外から機械部品を輸入し日本で製造販売している。
円高は確かに追い風であるし、だったのだ。
しかし、1ドル82円や1ユーロ105円などとなると話が違ってくる。
日本国内の輸出を主力とする会社は一斉に業績を落とし、新たなる設備投資を控えさせている。
そのため我々が取り扱う機械が安くても、とても設備投資できる環境ではないのだ。
この先為替はどうなるのだろう??
巷の新聞、テレビでアナリスト達は政府日銀による円売りドル買いにより、「少しずつ良くなるだろう・・・」などとと言っている。
彼らは何お言おうが全く責任がない。 全て「予想」なのだから。
私の思惑は全く異なるのだ。
いくら日本政府が介入してもまだまだ円高は続くだろう・・・
1ドル85円~90円、1ユーロ120円前後っていうところだろうか・・・
何故なら、アメリカやヨーロッパの経済状況が最も重要な問題なのだ。
いくら日本政府が介入し為替を操作してもそれは一時しのぎでしかないのだ。
いま、オバマ政権はアメリカの中古兵器(おもにF15や戦闘ヘリ、対空砲など)を売りアメリカ国内のビジネスと雇用を発掘しようとしている。しかしそれも一時しのぎでしかない。
アメリカ製の自動車?アメリカ製の電化製品?それらは既に他国にお株を奪われてしまっている。
アメリカ神話は既に崩壊している。アメリカには特別な産業がないのである。
今アメリカが持つのは航空宇宙産業、行き着くは兵器ビジネスだけなのだ。
また貴族社会が色濃く残るヨーロッパは慢性的な政府貧困に陥っている。
ドルやユーロ圏内の自国が良くならない限り、健全な円安時代は訪れないであろう。
これがいま私が考える 「為替感」 なのだ。
これを乗り切るには今からの自衛を考えなくてはならない。
さて、皆さんはどうだろうか??
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