2011.07.08 09:48

みなさん、おはようございます。

ようやく 「和久魚問屋」 さんの復興工事が始まりました。

1ヶ月に及ぶ工場での製作品の数々、フランスからの部品輸入を全て済ませての作業です。

和久魚問屋さんも、スタッフ一丸となって工場内の整理清掃を行い我々と合同作での復興作業です。

しかし、工場を綺麗に片付けてみるとその被害の大きさに驚かされます。

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冷蔵庫内はコンテナと発泡材による浮力で吊り天井が押し上げられています。

冷凍機は外板を外すと中は泥が詰まっている。

電装品は全てやられていてとても使用出来る状況ではない。

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これから1ヶ月かけて慌ただしく復旧しなければならない。

しかし、現地はとても過酷な状況である。

地震から早3ヵ月以上経ったが、未だあちらこちら瓦礫の山である。

港町石巻の魚町は岸壁に沿って大きな冷蔵倉庫や加工場が立ち並ぶ漁港である。

今はその見る影もなく全ての工場がストップした状態である。

既に気仙沼や女川は鰹を水揚げし出しているが、石巻は被害が大きく水揚げ出来る状況ではない。

かろうじて社員を解雇せず復興を目指す会社は未だ工場の整理するのが精一杯だ。

そんななか 「和久魚問屋」 さんは工場の立ち上げに向け頑張っている。

我々もそのお手伝いをすべく社員はアパートに住み込み毎日頑張っている。

現地は悪臭とハエの群れで思うように作業が捗らないが 「やるしかない!」 のだ。

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今月末には氷を作って、全国に 「和久魚問屋印」 の魚が届くであろう・・・