私は最近考えることが有る。
「プロ意識」 だ。
どの職種でもそうなのだが、最近この 「プロ意識」 を欠如した行動が目立つと思のだ。
そもそも 「プロとは何か?」
私は幼いころから 「日本一の師匠」 である私のオヤジから再三聞かされてきた。
「プロとはお金をもらって仕事をすることである。」
仕事の依頼がありその対価としてお金を受け取るのだ。
お金を受けているのだから、当然と言えば当然である。
野球選手で例えると、夏の甲子園で戦っている甲子園球児は 「プロ」 ではない。
アマチュアなのだ。
しかし、ドラフトで指名され球団と契約した時点で 「プロ」 に変わる。
その契約では双方の取り決め事や契約金、年俸と決めるからである。
今朝、私は一本の電話を受けた。
工場に機械を運んでくるトラックの運転手からだ。
最近この職種の方々のプロ意識の低下がはなはだしい。
「はい、柴田熔接工作所です。」
「○○運送ですが、いま大宰府インターを下りたのですがお宅までの道を教えてください。」
最近では携帯電話が復旧したとはいえ、彼らは気軽に電話で聞いてくる。
どうも配達先を 「カーナビ」 と勘違いしているようである。
まるで私の会社の社員が、「この溶接をどうしたらいいのですか?」 と聞いてるのと同じである。
次元が低いプロ意識の話であるが、私はもっと高い意識を持ったプロ意識を社員に持たせたいと思う。
我々の設備を買って下さるお客様にとって、「使いやすい」、「頑丈」、何より「品質高い仕上がり」を納める気持ちを持つことが重要なのだ。結果お客様が満足することが 「プロ意識を持った仕事」 なのだ。
今朝改めて考えさせられた仕事のスタートであった。