みなさん、こんにちは。
今日は久々に、真面目に仕事ネタです(笑)
のお話をしたいと思います。
いま、工場で製作している装置は「氷蓄熱ユニット」という装置です。
氷も食べたり、飲み物を冷やすだけではないんですね~
氷は水の80倍の熱容量を持ちます。
はるか昔、理科で習ったと思いますが、1g0℃の水を1℃上げるために必要な熱量は1cal(カロリー)です。
冷やすためにも同じ熱量が必要です。
この1calは1.16w(ワット)に相当します。
氷1kgだと80リットルの水を1℃上げたり下げたり出来る訳です。
この性質を利用した装置なんです。
みなさん、昼間の電力と日中の電力って同じ価格と思っていましたか?
実は動力電力(3相200V)は夜間電力契約という契約が有るんです。
日中工場や商業施設、ビルなどで多くの電力を使用します。
逆に休みに就く夜間は電力が余っているんですね。
電気はため込むことが出来ないのですが、電力会社はこの余剰電力を何とかため込んで使ってもらいたいんですね~
この「氷蓄熱ユニット」は夜間の契約電力だけで氷を作り、それを日中使用するんです。
たとえば、ビルや商業施設などの空調や食品工場の冷水として。
然夜夜間電力は安いので、その分だけ電気代が節約できると言う訳です。
また氷で蓄熱すると体積が小さいので装置も小さくて済むことになります。
ざーっと約4割ほど電気代が安くなるんですよ!
柴田熔接工作所は様々な提案でお客様の財産創りのお手伝いをいたします。