2011.04.08 06:59

こんにちは。

今日は午後からの打ち合わせだったので、すっかり午前中が空いてしまった。

8時に朝食を済ませ、10時から少し上海の街へ行ってみることにした。

行先は 「豫園公園」 である。

ここは8年前に、今は亡き親父と行ったところなのだ。

親父の仕事が忙しかったため小さいころから親父に遊びに連れて行ってもらった記憶がない。8年前に私が上海で仕事していたころ、親父とお袋を誘って来たのがここ「豫園公園」である。

親父と歩いた道を記憶をたどりながら軌跡を歩いてみた。

当時私はいろんな無茶したり、周りを見ることなく突っ走っていた。

そんな私を見守っていてくれたのが親父であった事に気付いた。

仕事先の上海まで呼んで、出来あがった「屋内スノードーム」を見せて、「豫園公園」を観光したのだ。

私の目線に合わせ私と接してくれた。

きっと現場を見たときは 「ハラハラ」 「ドキドキ」 だっただろう・・・

今回同行したI社長も、社員の失敗を怒らず優しく接していた。

昨晩Carel社は展示会に参加した社員を皆連れて食事会に行った。私も同伴させていただいたが、ラニーニ社長は優しい笑顔で社員を激励していた。

どちらも心の中では怒ったり叫んでいただろう。

しかし、決して顔に出さず 「ぐっぐ・・・」 とこらえている。

私と言えば、今まで頭ごなしに怒っていた。

社長業とは何だろう(?)

経営者とはどうするべきなのか(?)

様々考えるが答えが出ない。

一生でないかもしれない・・・

今回は両社長様には勉強させられた思いにかられる。

己に対して 「我慢と踏ん張り」

社員に対して 「静かなる教え」

考えは尽きない。

ただ豫園公園を歩いてみて、8年前の親父の教育をようやく理解したかどうかは定かでないが、人の教育とは長い時間の後に出る結果であるのだろう。

たまには自分を見つめ直してみようと思う一日であった。